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10.27.2013

パリの切手市 人の想いが積もる場所



10月、ヨーロッパは確実に冬の季節へと入った候。

いつものルートとすこし変えて、パリの切手市へ出かけて行きます。


いくつかの蚤の市の経験から、こんな風に肌寒く冷たい雨の降っている日は

ストールが時間どおり出店しない、どころか、店主が来ないなんてことは

予想の範囲と思いつつ、寒さに小さくなりながら、

Franklin D. Roosevelt駅で地下鉄を降り、大きな公園のわき道を探す。

Avenue de Marigny、公園の外側にある歩道に、3軒のストールが出ていた。


全く開催していないことも想定していたので、3軒でも良しとし、宝探しの開始となった。




植物学、自然科学、宇宙科学、そんな分野の切手を探したいとテーマをもっていたものの、

そういう難しいことがストールの店主に伝わるわけでもなく。


ひたすらにぶ厚い、店主のコレクションの中から、見つけ出す。



これは、セットなんだよ、と身振りで教えてくれた。

木のシリーズと、花のシリーズ。


少し余分に購入したので、クリスマスのノベルティにしようかな、と帰りすがらに考えたりして。




これは、紙を三つに折って包んだだけの封筒。

赤い封蝋がついたものは少なく、ほとんどが一か所のりでポンっと留めてあっただけの

なんとも簡単な郵便です。

でも

そこには、その時代の質素さと、豊かさと、人の想いのやりとりが、ふわりと包まれているようでした。






パリの古切手市

木・土・日 のみ開催
最寄駅:Champs Elysées Clemencea
Avenue GabrielとAvenue de Marignyがぶつかる辺り

9:00-17:00と書かれていることが多いですが、天気や季節によると思います。
この日は14:00ごろに行きました。


PLANT/PLANT デザイナー

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